■ なんでもありの雑記帳

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ごめんね、クロ。

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クロが14日の夕方に息を引き取りました。

夕方クロとピーが寝ている裏の家に、エサの準備とトイレの掃除、体温が低いので寒くてはいけないと毛布やフリースの隙間に何枚かのホカロンの準備をしている時、クロがもそもそ動いたかと思うと急に上半身を箱の外に出そうとバタつかせました。いつもならベッドの中では多少動くことはあっても、こんなに急にバタつかせる様なことなどなかったので、ちょっと変だな・・とそのままクロを抱き上げ、床の上に引いたフリースの上に寝かせました。

名前を読んでも呼びかけに対する反応はなく「はっ・・はっ・・」と間隔をあけた短い息・・あぁ、もしかしたらもう駄目かも知れない・・と思いながら、必死で冷えた体をさすり名前を呼んでいました。
初代クロの時、その最後は苦しそうに体を2回ほど突っ張らせ息絶えたのですが、このクロの場合は体を突っ張らせることも痙攣することもなく、次第に息が薄れていったようでスーッと知らぬ間に亡くなりました。反応があまりに静かだったので最初は死んじゃったのかどうか分からなかったのですが、お尻をみると尿が全部出きったようで畳が大きく濡れていたので(初代クロの時にも最後に尿が全部出ました)、あぁ・・本当に死んじゃったんだ・・と認識しました。

それでもまだほんのり暖かなクロの体をさすり、もう1回息をしてくれないか何度も名前を呼びましたが、もう彼は2度と動いてくれませんでした。

クロは体調が最悪だったにも関わらず、吐くときも、トイレも必ずベッドから出てきました。まるでピーが一緒に寝ているベットを汚さないように、中で粗相は一度もしませんでした。
ベットは扇風機の空箱で縦に長く、段ボールの上部に毛布を詰めてあるので、そこにたどり着くには階段かわりの箱を3つ昇らなくてはいけないのです。階段代わりの箱の高さはできるだけ低く工夫をしてあげてるものの、ヨロヨロの足取りにも関わらず最後まで昇り降りをしていました。
息を引き取る間際、私がベットまわりの世話をしている時を見計らうようにクロは外に出たいと体をバタつかせ、私はそんなただならぬクロの様子にベットから抱き上げ外に出してやった訳ですが、これも偶然かも知れませんが、もう自力では外に出られないクロが、私にここから出してくれと・・最後を悟っての要求だったのかも知れません。
息を引き取る間際、尿が出てしまい床を汚してしまったことも考えると、クロはそんなことはわからないでしょうが結果ピーの寝ているベットを自分の尿で汚して冷やすこともなかった訳ですから・・・。
ピーは相変わらず大人しくいい子で薬を飲んでくれます。でもクロがベットから居なくなってしまったので(あれ?)というような表情も・・クロの体温が亡くなって淋しくないようにホカロンを多めに入れてあげて今夜は暖かく寝かせてあげようと思いました。

鼻水を出しながらエサを食べてる姿は、今月に入ってずっと見ていたのでその時点で対処していればこんな重体になることもなく当たり前に助かった命だと思います。もし家の中で飼っている猫だったら即座に病院に連れていったことでしょう。
ですが、あくまで庭猫3匹は野良猫として扱いエサと家の世話だけは面倒を見る・・という親との約束だったので、こんなギリギリにならないと医者にも診せられなかった・・、いいえ本当は動物病院に連れて行くことさえ反対されていました。やはり両親(というか、母ですね)から治療に関しての協力は一切してくれず家の車さえ猫の通院には使わせてもらえなかったのです。野良猫にお金をかけるなんて無駄という両親の考えは変えようがありませんでした。
でも自分の庭内に住わせ毎日世話をしている猫が、目の前でひどく苦しんでいる姿を無視しこのまま放っておくことなんてとても私にはできません。私の独断で勝手に病院にも連れていきましたが家で飼う猫ちゃんのような満足な治療を受けさせてはあげられませんでした。何だかんだ言って私自身の力の無さのせいでクロを死なせてしまうんだと自分を責めたりして夜もほとんど眠れませんでした。

今はまだクロの亡骸は裏の家の中に布にくるんで箱にいれ寝かせてあります。
もしかして本当はまだ死んではいないんじゃないだろうか・・布にくるまれて苦しがってないかって思ったりもします。

母猫でもないのに子猫に自分のお乳を吸わせ世話をしていたお人好しのクロ。
おいしいものを貰えるまで延々と窓を見つめ外で待ってるような忍耐力と、憎めないとぼけキャラ・・
私たち人間には一度も歯を向けたことがない大人しい子でした。
そんなのんびりした気の優しいオスのクロは、あと2か月で8歳を迎える前に私たちの前から居なくなりました。
痛い治療をよく頑張ったね。生きさせてあげられなくて、ごめんねクロ。






★今日までの看病記録ーーーー

11日(金曜日)
ベットのまわりで多量に吐いた跡、黄色っぽい透明な液・・きのうの点滴を出してしまったかのよう・・膿汁が絡んだような苦しそうな咳もまだ多い。朝一番で病院へ。
吐いたことを先生に告げると非常に渋い顔「良くないですね〜」体温は依然低いまま37℃はなくちゃいけないらしいのに35℃台の低体温。より詳しく状態を知るために血液検査・・数値は完璧に尿毒症になってる。
・筋肉注射(ステロイド少し)
・点滴
家に戻ってきてしばらく様子を見ていると嘔吐、またもや透明な液体・・でもこの1回だけで嘔吐は止まる。咳も多少治まった気はするけど相変わらず口からヨダレや鼻汁が出る。でも若干だけど鼻息静かに少しは寝られるようになった気がします。
病院で2度目の点滴と筋肉注射をすまし少しだけ楽になったのか・・、この日の夕方裏の家のドアを自力で押し開け(ノブが壊れているので)脱走し、なんと温水器のうえに登っていたクロ。温水器に上がるには、まず洗濯機の上にジャンプし更に1mほどジャンプしなければならないのに、一体どこにそんな元気があるのかと驚きました。
でもその場所にそのまま放っておいては大変と、ハシゴを掛け根気良く名前を呼んでいると、降りようとふらふら手前に出てきました。依然多少の咳とよだれは出ているものの、おぼつかない足で何とか飛び下りてくれたのでそのまま抱いて裏の家のベットへ直行。
でも悪いことにクロだけではなく一緒に寝ているピーまで風邪がうつってしまってるようです。
クロと片時も離れたがらないピーが、クロと同じような咳をするなぁ・・とはクロを病院に連れていった頃から気付いていました。一時は2匹を離してクロだけ隔離しましたが、ピーはずっと家の前で寒い中時々咳をしながらもクロを見ているし、クロはクロできのうのように脱走までしてピーのいる温水器の上にのぼる始末・・よくないとは知りつつも、もう2匹一緒に寝かせてあげることにしました。
あらかじめピー用の薬として餌に混ぜるようにシロップのお薬ももらってきたので、ピーにはお薬を飲ませることに・・まだ近付くと威嚇する元気も多少餌や水を飲む元気はあるようです。


12日(土曜日)
2日目のステロイドを少し混ぜた注射が多少効いて楽になったのか、クロは以前のような苦しそうな咳をする回数は減り鼻汁が口から溢れることはなくなりました。吐くこともなくなったので、ちょっと様子をみてみようと今日は病院には行きませんでした。フラフラする足取りで外に出ようとドアの方まで歩いてきたり、やっぱり少しでも体が楽だと外に出たいのでしょうね・・相変わらず餌も水も飲まないので楽観はできないのですが、咳き込むことがなくなったので静かに寝られてるようでした。
一方ピーは熱でかなりしんどいんでしょうか・・口ではぁはぁ息をして(もともと鳴き声の大きな子ではなかったですが)全く声が出ないようです、昨日までベットに近付くと威嚇していた子が威嚇もできないほど大人しくなってしまいました。餌もほとんど食べなくなってきてるのでスポイドで直接口に薬を入れます。
人間を怖がって近付くといつも逃げてしまってた子が、今は大人しく薬まで飲んでくれる・・この子にはいつも直接体を撫でて愛情を与えられなかったので、こんな状態にならないと撫でてもやれないのかと思うと不憫に思う・・でも今まで他の子みたいに撫でてあげられなかっただけにより一層可愛く愛おしくも思える。ごめんねぇ・・ピーまでこんな苦しい目に合わせて。


13日(日曜日)
きのうは病院にいってなかったので今日は行かなくちゃと準備。念のために確認の電話を入れると、日曜の午前中はやってるはずの動物病院が今日は臨時休業するそう!! うわぁ・・2日も点滴打てないでいるし大丈夫かなぁ・・と仕方なく家で様子を見守るしかありませんでした。
午後様子を見にいくと、クロがトイレに立っている。おしっこが出たのか出ないのか? 様子を伺っているとそのままトイレの中でへたり込んでしまった。慌ててトイレから出すと、外に出たいのか普段出入り口になってる窓へと向かうクロ。まだ駄目だよ・・って諭すと、またフラフラしながらもベットに戻っていったが、かなり足取りが頼りない。
クロはしばらく窓の近くてぼーっとしていましたが、この時ぶるぶると震えが止まりませんでした。夜ネットで調べてみると、「免疫が落ちて低体温症のための震え」らしい。尿毒症の数値もかなり高かったのでそのせいでも震えはくるらしい。いずれにしてもいい徴候じゃない。かなり心配・・明日も一日生きていられるだろうか・・
ピーの方も今日もエサを食べてないようで相変わらず大人しくて撫でてあげてもじっとしている。鼻水は出ているけど口で苦しそうに息をしていることはなくなったから少しは熱が下がったんだろうか・・朝晩の薬も上手に飲んでくれるからせめてピーだけでも少し回復してほしい。


14日(月曜日)
朝・・大丈夫まだ息があった(ホッ)
ひと気も無く暖房も無い家の中は空気が冷たくて、2匹とも体温が下がってただでさえ体が冷たいので、夕べは毛布やフリースだけでは寒かろうとホカロンをいくつも毛布の間に挟んであげた。今朝起きたら雪がうっすら積もってたので、すこしは暖かく寝ていられただろうか・・
トイレに行って帰ってくると毛布がはだけてしまうためにクロの体半分がむき出しになったまま眠っている。付ききりで見てあげられないのがなんとも悲しい・・体にさわると依然冷たい。意識はあるのかどうか、がさごそ私が世話をしていると耳だけはピンと立ててる。夕方また来るまであったかくしててね・・とホカロンを交換していく。

母が夕方、「クロが顔を毛布に突っ伏してかぶっちゃってるけど大丈夫だろうか・・」と報告しにくる。不安・・・夕方の準備をしに裏の家に向かう。
「クロ?クロ?」名前を呼ぶと時々鼻息が聞こえるので息はしている様子・・ほっ。
さぁ、取りあえず世話を済ませちゃおう・・とエサの交換とトイレ掃除、そしてホカロンの交換をしているとクロが・・・

(文の最初につづく)
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by kyos_yansu | 2005-03-15 02:02 | Cat(庭猫日記に掲載)