奈美悦子さんの記者会見 2005年 01月 25日
やっぱり24日はこのニュースを熱心に見てしまいました。 3か月ぶりに拝見した先生もお元気でよかった。向こうではいろいろ親切にお話下さったので、改めて感謝しています。 ・・それにしてもTVの反響ってものすごいんですね。病院側も問い合わせが殺到して大変だったみたいです。 奈美さんはTVではもうだいぶ楽になったとおしゃってみましたが、まだまだ相当お辛いようで芸能界はそういう駆け引きも大変みたいですね。 それにしても番組から依頼されたろう、病気説明のために出てくるマスコミに顔が売れた先生(秋田の先生とは違う先生)・・・ 「こういう骨の病変は1割くらいで稀なケース」「中年以上の男女がかかる」「病気になってから禁煙しても効果ない」・・とかコメントされてましたが、現場をしらないのか?・・という感じで呆れます。こういう先生が依然多いから、未だに原因不明、治療法もわからない難病なんて置き去りにされているのだと感じました。 確かに珍しい治療法や新しく出てきた治療法は、医師同士のいろんなやっかみや業界の裏事情もあってなかなか認められにくいんだそう。 かの「丸山ワクチン」を開発された先生も当初は変わり者の医師扱いで最初は散々な批評だったそうです。効果があるからといってすぐに認められたり広まるわけではないんですね。 この秋田の先生は、そういう地位・名声といったものは興味のない素朴な方で、ひたすら地道に自分の資産を投じ長年この病気を専門に研究されてるそうです。(研究は今も続いています) 本気で治したいという気がなかったら、初診時には患者さんを集め何時間もかけて病気説明をされたり、検査結果を後日ひとりひとりに自筆の封書で送って下さるようなことはしないでしょう。 ドクターショッピング・・・ 今や医者は聖職と呼ばれる職業ではなく、それだけ本物の医者が少ないということなんでしょうか。 でも、もし医者ご自分や身内が同じような症状になったら、自分がしているのと同じあやふやな治療で満足できるでしょうか。何とかして治そうと必死で情報を集め勉強しようとしますよね? 事実、この病気にかかって秋田に来る患者の中には、皮膚科の医師自身も大勢いるそうです。 じゃあ自分の病院でも治療協力してくれるのか・・・答えは殆どの先生がNOです。 もちろん協力されてる病院は数件ありますが、だから最初は秋田に行くしかないのです。 原因はこの治療に使うお薬が非常に安価なため忙しくなるがサッパリ儲からないという病院経営に即負担がかかるからです。いくら効果があるとはいえ利益にならない治療を公に認め、治療法に積極的に取り入れるようなことは保守的な今の日本の医学会はしないのかも知れません。 人気ドラマ「白い巨塔」の世界は決してTVだけの話ではないそうですから。 病院の経営もそれは大事な事でしょうが、その為に大勢の患者は長年苦しんでいます。もう少し患者の立場にたった治療に当たってくれる医者が増えてほしい・・そう祈るばかりです。
by kyos_yansu
| 2005-01-25 02:40
| Medical
|